毎日が生前葬

 

このところレコーダーに撮り置いたNHK朝ドラ「まんぷく」を
感心と関心を持って見ています。

この間は福ちゃんお母さんが夢で出てきた「さきちゃん」の言葉で
突然気が付くシーンがありました。
このドラマは即席ラーメンが開発される実話に基づいて作られているから、
そのアイディアが生まれ、それを実際に売っていくというとても
仕事をやっていく上に具体的なアイディアと心得を教えてくれるます。

(そんなところを見ている人達も多い気がします。)

で、福ちゃんのお母さんの気づいたこととはというと
「生前葬」をする事でした。
結核で早逝した「さきちゃん」が大切な時に夢に出てきます。
この時も病気で入院したお母さんは「私はいつ死んでもおかしくないのよ!」と、
歳をとっていく事に不安を感じ始めていました。
そんな中、お母さんの夢に出てきた「さきちゃん」にお母さんはこう問いかけます。
「早く死んでしまって心残りでしょ!」
「さきちゃん」は、こう答えるます。
「私はみんなにありがとうを言えたから幸せだったよ!」と答えます。

いつも思ってはいたけれど、「あ!そうでした、それでした!」と口か洩れるほど
大切な台詞がこのドラマには散りばめられているのを、もう一度実感した瞬間です。

「人はいつ死ぬか判らない!」でも、その死ぬという事自体より
人はそれまで出会った人たちに「ありがとう!」を言って死ねないのではないか?
と言うのが一番悲しくて、辛いのではないかなのです。
であれば、どうしたら良いのか?勿論福ちゃんのお母さんの選択「生前葬」も
有りですが、一番は毎日毎日、その時その時、を「ありがとう」を
唱える続けながら生きる事ではないでしょうか。

どんな時も誰にも「ありがとう」を言い続けて生きる!
何とか、というか心からそういう生き方をしたいと思いました。