風はみえますか ・・・・・・・2

 

「数学で導き出された、錯視の世界。
「数学は元来解っていることを説明する」ものとして
考えられているけれど、新しく作り出すことも出来る。という
思いで様々な錯視が起こる物を作り出している数学者が居られます。」
明治大学先端数理科学インステュート特任教授の杉原厚吉さん等です。
但し、何故「錯視が起こるのか?」は解かれていないと・・・

これに対して「逆さ文字の世界」では明らかにこれが長い間 「脳」が
置かれてきた環境とその環境を作ってきた人間によると考えます。
例えばこの錯視の世界で顕著なのが人は「直角に観る」という癖が付いているのではないか!という仮定です。即ち、人が生きているこの生活空間が殆ど「四角い世界」になっているため。と言うものです。

最近、お店の近くの旧東海道筋の街並みまで高層のマンションが建ち始めています。これによって「空が四角くなる」という現象です。都会では多分見上げても「空は四角く」切り取られています。

こういう環境が当たり前になった時、人間の脳は多分「空は四角い!」
と判断するようになるということなのです。
これは「今の当たり前」を疑え!という逆さ文字の世界と共通しています。
そして、大切なのは「学習」する。というのは「脳」のひとつの作業で、「思い込む」という事なのだと私は考えています。

 

錯視の世界