「神」について

 

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四十五年前、教師を辞め「歌」の世界を目指したのは、「渡辺歌子」さんが歌った「黒ん坊の神様」というシャンソンが大きなきっかけでした。  強烈な感動を受けました。

「何故?神様は・・・キリスト像は・・・黒人ではないの?・・」という詩だったと思います。                                  そして、現在、私は「人」を「神」が創ったのではなく、やはり「神」は「人」によって作られたのだろうと、思って居ます。「神」という存在が居るかいないか?ではなく「宗教」という名の元にある「神」は作られたという事です。( 「神が居る」とか「居ない」を論じることは即ち「人が決める」事になりどちらにも矛盾が生じます。)

数限りない宗教が存在します。それは人種の違い環境の違いによって作られたからだと思われます。それにしてもイスラエル、或いはインド等肌の色がどちらかと言えば白くはない人種から生まれた宗祖にも拘わらずキリストも仏陀も肌の色は白く描かれるのは何故でしょか? それは多分、その宗教が根付いた歴史と地域が影響しているからだと私は思います。 例えば、始まりは中近東「イスラエル」なのにヨ―ロッパのほとんどの国の人がキリスト教徒の様に。です。

( この日本にも宗教はあります。が、一神教の宗教が殆どの世界の中でこれほど「神」という存在がよく言えば「おおらか」で悪く言えば「なんでもあり」という国というか人種は珍しい。「メザシの頭も信心から」と言われる程です。)                                 今回の命題の「神が人を創った」のか「人が神を作った」のかについて何故洗礼まで受けている私が「神は人が作り出したもの」と考えるようになったのか?を特にキリスト教の聖典である「聖書」の旧約聖書の「創世記」の冒頭から取り上げてお話しさせて頂こうと思います。

つづく ・・・