表と裏の考え方 「個」と「群れ」

「個性の違い」、或いは「人、それぞれみんな違う!」のだから
などという言葉を私も今の社会も良く使っています。

昨日の夜、家に帰って間もなく電話がありました。キッシーからです。

「あのー、ネコ達が一緒になって寝ています。」
「え?」
「だから、一緒になって固まって寝ているんです。」という報告でした。
このところ、それぞれがバラバラで寝ていて
みんなひとり立ち!?と思っていた矢先だったので、珍しかったのです。
寒くなってきた所為だと思いました。そしてこんな事を思ったのです。
「何だかんだ言っても人は群れる!」「みんな一緒!」がいいのはこういう事の為なんだなと。
寒い風が吹く季節になると人恋しくなる!のは人間が群れることによって自らを守るという歴史があるからではないか、と思いました。

 

そして、今の社会は逆に「個人」「一人」を声高に叫び始めています。  多分それは今の社会が「群れ」の縛りを強く感じられるからではないか?即ち、今の社会は「個人、個人の集まり」としての群れではなく、「群れが先行する社会」となっているからだと思のです
格差社会も同じように、「東京と言う塊、群れ」と「地方と言う群れ」に分けられ、世界では「アメリカという塊」「ヨーロッパという塊」「アジアと言う塊」・・アメリカでは「白人と黒人の塊(群れ)」「金持ちと貧乏人」と・・・・・限が無い程この社会は「塊(群れ)」を作り始めています。まるで昔がえりです。
何故でしょう?私は今の社会で「自分と言う個」が守りにくくなってきているからだと思うのです。「群れを作って自分を守る」を又、目指している。という事かも知れません。そこでは「個」よりも「群れ」が優先されます。「個よりも群れが優先される社会」は戦争が起こりやすいと私は考えます。殺人は「個」が起こしますが戦争は「国という群れ」が起こすからです。