バッハ:蟹のカノン

 

 このバッハの「音楽の捧げもの」の中の「蟹のカノン」も、

モーツアルトが作ったとされていたこの曲  「回文的逆行可能なカノン」もモーツアルトの回文的逆行可能なカノ

発想はとても左右学的です。但し演奏するための楽譜として面白さを狙ったのかどうか?です。

即ち、「音」あるいは「音楽」がどのような方法であっても奏でられた瞬間からそれらは楽譜の様な「左から右に移動するようには聞こえない」という事を意識していたかどうか?

「音」は空気を振動させて私たちの耳に達しますが、この時「音」はその音源から円ではなく球状、即ち四方に振動を起こす事。これを知っていてこの楽譜による演奏を思い至ったのか?

が私にとって一番知りたい事です。