気が付くこと はじまりの1

 

 

今まで「右利き」と思っていた人が普段の作業で「左手」を使うことを

続けると様々なことに気が付くようになります。特に「当たり前」と思って

いたことが「 えっ? 」になります。 面白いことに一番初めに起こるこ

とは「 左効き 」の人が瞬時に判ることです。先ず考えられることは「意

識すること」の大切さだと思われます。とにかく右利きの人が(左利き

の人は逆)左手を意識して使い始めるだけで「見る」が「観る」に変化す

ことだけは確かだろうと思います。

その意識する中で、で先ず初めに「何故?右手でなくてはいけなか」

いう疑をしっかり考えてみてください。ここからが「何故 逆さ字?」

に対する話の始まりとなります。

これまで「左利き」の人に「生きている社会に関して」右利きの人が「あ

たりまえ!」としていることを聞くと普通にそのあたりまえを「そんなこは

ないでしょ!」と否定されることが多いのです。これは驚きです。そして

それが何故右利き社会に人にあまり伝わってこなかったのか?それは

一言で言えば「差別」があったからだと思われます。差別されて来た少

数の側がただ黙して語らないで来ただけなのです。即ち「社会があた

まえ」としてきたことに敢えて逆らわなかった、それは「左利き」に対す

る長い間の差別があったからに他ならないと思います。

今でこそ「左利き」に対する差別は殆どなくなっていますが、こういった

「少数」に対する差別は「多数決」という「民主主義の旗印」を掲げる社

会では逆に「あたりまえ」になっています。

そして、この「差別」を逆に利用して「美味しい」思いをしてきた

「左利きの人たち」がいることも実は確かなのです。

次回は「LEFT」 「RIGHT」 について考えてみたいと思います。