自宅の近くのお寺に、
大きな椿の木があります。
年が明けると早々とお花を咲かせ始めます。
日本各地にこの椿の大樹や古木があるようですが、この椿もお寺の屋根より背が高い!!
一年の中で一番寒いこの時期に、毎年見事にお花を咲かせ、私たちを励ましてくれているかのよう。
椿の中でも小さく一重で半開なお花を咲かせる侘助椿。
ピンク色のこの侘助椿は、「有楽 うらく」や「太郎冠者 たろうかじゃ」と名付けられているそうです。
「有楽」は織田信長の弟で、茶人でもあった小田有楽斉長益が、この椿を好んで茶席に用いたことから…、
「太郎冠者」は、狂言で最初に口上を述べる登場人物の太郎冠者に、早咲きのこの椿を重ね合わせての命名なのだとか…。
まだたくさんつぼみがついていたのでこれからが見頃ですね!
このお寺、西方寺のご住職によると…、
約半世紀前、お寺の建替えの時に今ぐらいの大きさになっていたこの椿をかなり小さく切ってしまわれたことがあったそう。枯れてしまうかなと思っていたら、又見事に復活して今に至るそうです。建替えの前の樹齢はちょっとわからないけど…。とのこと。
たくましく生きてきたこの椿、
これからも目が離せません!
OTURU