日本語の優しさを 感じて うれしくなるのは、こんな ことばと出会った時...
『 花笑み』 (はなえみ)
花が咲くことや、実が 熟すこと。なので、“ 笑み栗”は 熟して イガが開いた 栗のこと。 やがて、花が咲いたように 笑う時も、「笑む」というようになった...ということを、 山下景子さんの “美人の日常語” という本の中で 知りました。
そして、もともとは 人が 笑うことをあらわす ことばだった「咲く」。それを 花が咲く という意味で使うようになったのだそうです。
花が咲くことと 人がほほ笑む ことに こんな共通点があったなんて...!!
東日本大震災から9年。
朝、目が覚めること。 ご飯を食べられること。 今日も仕事ができること。今日も ことばを交わせること...etc.
当たり前の 日常は、かけがえのない しあわせが つまった宝ものでした。 たくさんのかけがえのない 日常が 奪われた3月11日。
一人ひとりのチカラは 小さくても 、私たちは 笑顔の花を咲かせることができる。
今年も 3月11日を 心に刻んで...
合掌
OTURU