生きている花は枯れます。

 

 

( それは私達と同じ )

「生命」です。  「良く出来たぬいぐるみ」と同じで表情が変わりません。

生きている花は心のかけ方で「生命」の長さが変わります。 生きている花は人に見られている事を知っています。だからこそ沢山の花が植物がこの世界に満ちています。美しく咲く事は花達にとって「生きる」ことなのだと思います。勿論花粉を運んでくれる昆虫や鳥や、そして種を運ぶ「風」の存在まで知っています。その美しさを残そうとして人は造花というものを生み出しました。アートフラワー、即ち芸術花というものです。でも、どんなに見事でもそれは自然のものではなくそれをまねたものでしかない事を知っていて欲しいと思います。    わたしはこの頃、皆さんに良く言う言葉があります。それは「花は飾る」ものではなく「活ける」ものだと。「飾る」と「活ける」それは「手を掛ける」かどうか!の違いです。 「手を掛け飾った花」は私達に微笑んでくれます。その命のある限り!これこそが花を「活けて・・飾る」事なのではないかと思います。一日一日が大切な日、特別な日!だからこそ私は造花ではなく「生きている花」を飾りたいと思います。
 そんな想いでベティブーフは造花は扱っていません。毎日大切な生命ある花と向き合っています。
 生きた花の中での仕事は「香り」に包まれています。