エリ、コエリ、ルナ、メル、メメ、ボス、の話・・・アッちゃん、スジャータの話と、チャトラーと その1

 

ネコ達の話はもう一年ほど前から始まります。

● チャトラ‐は一番初めにお店に登場した茶色のトラねこ、少し、寄り目な男の子、慣れ始めた頃、去年の夏以来急に姿を見かける事も無くなりました。ただ、この子の子供だろうな!と思う茶色の人懐っこい子猫がいました、今では多分誰かが家ネコとして飼っている気がします。

● アッちゃんはこの頃来ていたもう一匹の男の子です。白地に黒のブチ鼻の先(右側)が愛嬌のある黒で、この子も去勢をした後から見なくなりました。エリを気に入っていたようでしたが(そのころエリにはまだ名前はついていませんでした)そして後から出てくるボスのどうも子供らしいのです。体つきや性格は違うようですが、「からだの柄と鼻の所、右側の黒点」はまさしくボスなのです。

● スジャータはいくつもの名前を持つ子で「ときめき坂を上がったところを少し右に折れたところのたこ焼き屋さん」ではハスキーと呼んでいました。たこ焼き屋さんのおじさんがこの子を斜め向かいのビルの下に車から捨ててゆくのを見たそうです。その頃からおじさんはこの子の面倒を見ていました。たこ焼き屋さんの前に置かれたお客様用のベンチにどっかりとその大きな体を乗っけていましたが、その雰囲気の割に、それは可愛い声でなき、好物の「スジャータ」をねだっていたようです。そのせいか体はやたら大きく重そう、めったに走っているところを見ませんが、走るとお腹がぶるぶると右左に揺れていました。時々坂を下ってベティブーフまで来るようになったのは、たこ焼き屋さんがヘルニアで店を休んでいるからです。それまで、仕事が済んでおじさんが帰ってからどこにいたのか?もともと飼い猫だったせいか、人にはとても慣れていてたこ焼きを買いにくる高校生にも可愛がられていた様です。ふつうに抱っこも出来ました。おじさんが店を閉めてから後、ベティブーフに来るようになって去勢手術を施しました。ただ、それからよく大きな傷を作っているので「又喧嘩して来たのか!」と思っていましたが、「初めは強くて帰ってくることも少なかったんだけれど、年とって、だんだん弱くなってテリトリーが狭くなって一日中ここにいることが多くなった。」とおじさんが言っていたのを思い出します前から「右手が不自由なためたこ焼きを焼くのに時間がかかります。ご了承ください」という張り紙が貼ってありました。このおじさんはベティブーフに宅配で回っていたことがあるんだ!と以前聞きました。こんなにも身近に出逢いがあるのに知らないで過ごしている事を恥じています。                     一日も早く元気になって復帰されることを祈っています。きっとスジャータ!いえ、ハスキーも待っている筈です。                  ※ この記事を挙げる時、キッシーが「たこ焼き屋さん2月から初めていましたよ!」との報告が、よかったよかった!

次はエリの話から

HIRO