このところ、どんよりした空から降り続いている雨のせいだろうか、急な斜面ではないのに、細い川幅の水の勢いはキラキラ光る飛沫となって勢いよく流れている。
真っ白な ノリウツギの花 が山の上の方に、川側には手の届きそうなところに咲いている。森の影には、ガクアジサイに似た花、山アジサイといつもは言っている甘茶の花が際立って青い花を見せてくれる。
清々しい山の風を感じながら、びわ湖湖北が見えるところに出る。雲が低く薄墨色に湖面の上に広がっている。
「あ、あれが竹生島か~」 この頃私の話に容易に返事のないキッシーこの時も聞き流された。「独り言!」がその理由らしい。私には機嫌が悪いとしか思えないのだけれど。
「京都の絵画展よりやっぱりこっちに来ると、気がはれるな~」
もう、山歩きをしなくなってだいぶになる。 車ではあってもやはり山は良い。すこしでも山に負担をかけずに登れる事を心掛けて・・・とは思う。
「大阪や神戸やら、京都から来る人が多いのが判るね!」ずーっと独り言を言い続ける。
高島の運動公園の中に冬の期間しかやっていない「鴫野」の蕎麦がこの時期でも食べる事の出来るところがあり、それとマキノピックランドでしか売っていない「梅干し」を買うことが目的なのだが、それは「先ずはの目的」で、ついついその奥にある風を感じたくなってしまう。人にも、それを優しく包む自然にもいっぱい出会う事の出来た一日に感謝をして帰途についた。
ダジャレではありませんがゆっくりカエルと遊びましたョ。
水面から顔をだしたヒツジグサ(日本唯一の野生原種)の葉間のカエル 判りますか?ちなみに手前の花は直径10センチほどの小さな花ですから、かなり小さなカエルです。が、このカエルの五分の一の大きさのかなり小さい緑色鮮やかな(多分、子ども)のカエルも
「ほらほらあっちにも、あっちにも」
と指差すキッシーのお蔭で、沢山見ることが出来ました。 。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 。
Hiro