この時期、目に飛び込んでくる鮮やかな 赤い色。
オーストラリア原産の「ブラシの木」 、 「ボトルブラッシュ」です。
オーストラリアといえば・・・
ニュースになる山火事(少なくとも一年に一回は起こるそうです)。
山火事になる事で、
種を残している植物がある事を聞いたことありませんか?
このブラシの木もそのひとつのようです。
花が終わって種が出来ますが、このままでは種子を
飛ばさないとのこと。
異常な乾燥で自然発生の山火事が起こってはじめて、
堅いコルク状の実が割れて種を飛ばす!!
もちろん、親の木だけでなく近くの植物も燃え尽きてしまう。
( ただし、根はやられないで新しい目を出しますが。)
そこへ、この種がばらまかれる仕組み!言ってみれば、
まるで焼畑農業のような事をするわけです。
オーストラリアの乾燥地帯で知恵を生み出したこの木!
私たちが知る、目にする世界は本当に僅かな事ばかりですね。
そう言えば、奇妙な実を入荷したことがありました。
それが、同じような生態をもつ木の「ユーカリ」の実 でした。
ユーカリの場合、火災が起きると「ユーカリの木」が持つ
ユーカリ油の為アッという間に燃え広がるようです。
( 見たことないので )・・」ようです。
ユーカリが実を付けたものを「テトラゴナ」と呼んで
花屋さんに並ぶこともありますので是非一度、観て下さい。
この「テトラゴナ」が見られるのは冬の終わりの季節
オーストラリアでこの実が出来る夏の初め、すなわち日本では
冬の終わり頃から~ということになります。正式には「ユーカリ ・テトラゴナ」
テトラゴナ・カクト・ロコという名前を持つ多肉植物がありますので、
お間違いなく。( こちらはアフリカ原産 )
画像は花が咲き始めたブラシの木
kissy & Hiro