=東海道五拾三次=
江戸は日本橋~京都三条大橋迄53枚!!
正確に言うと・・・
1833年→横版
1855年→縦版
それぞれ並んで展示してあるので・・・
53枚 ✖ 2枚 → 106枚
初めてお目に掛かる五拾三次全て
頭の中に記憶したい事がありすぎました。
記憶に残ったひとつ・・・
過酷な山や川を無事に越えられた時に
「山祝い」
「川祝い」
をする事もあったそうです。
その頃の自然は過酷だったはず。
時によっては命懸け!!
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1833年の紙が横長バージョン・・は
全体に色合いが暗く、景色や風景より
人が生き生き表情も豊かに描かれています。
構図は人物が中心でダイナミック!
1855年の縦長バージョンは・・・
全体の色合いが明るく、奥行きのある風景や構図。
人も描かれていますが細やかな表情と言うよりも
風景の一部として絵の中に馴染んでいました。
その頃食べられていた物や娯楽、生活等・・・
ロマンを感じながら興味深く鑑賞。
後、こちらも初めまして。
山下 清・・・
放浪の旅の中で描いた東海道五拾三次!
これらは全て黒のサインペンで・・・
点描と線で描かれています。
(残された絵には点描画が多いみたいですが
貼り絵・水彩画・油彩画も多数!!
多彩な才能を持っていた人)
絵の横に添えられた日記のような言葉が
凄く可愛らしかった。
文字はほとんどひらがな
一番残った言葉は「ルンペン」
何度も「ルンペン」と言う言葉が登場。
意味は放浪とかかなぁ?位だったので調べました~。
ルンペンとはどういう意味?
語源や由来はドイツ語だった …
なるほど・・・
自分の事をそう呼んでるんだね。
とても人間らしく自分の生きたいように生きた人。
お巡りさんに捕まったり色々傷つけられる様な言葉だって
言われる事もあったはずなのに
そんな事も笑って楽しんでいた人が
山下 清だと思いました。
好きな場所で好きな絵を描く。
純粋で唯一無二の山下清が描く世界に
たくさんの人が癒されたのではないでしょうか?
私が小さな頃にはもう亡くなっている人。
実際の記憶の中に存在する人ではなかったけれど
今回の展示で山下清に触れ、
もっと知りたいと思いました。
「ルンペン・ルンペン・ルンペン・・・」
頭の中でずっと響いていて歌でも作れそう~
今年三度目の
「佐川美術館」
流石、地元滋賀ナンバーの車が多かった~
密かな人気みたいです。
行かれる時は時間帯に十分お気を付けて・・・
いつ行っても、館内に入るまでのエントランスは
ワクワク・・・
何度来てもそう思える美術館。
今回も来れて良かったなぁ~。
つづく・・・
kissy